開発商工サービス省(MDIC)の発表によると、2017年1月の輸出総額は149億1,100万ドル、輸入総額は121億8,700万ドル、貿易収支は27億2,500万ドルの黒字を計上、2006年1月に記録した28億3,500万ドルに次ぐ黒字幅を記録している。
2017年1月の貿易黒字27億2,500万ドルは、前年同月の9億1,500万ドルの黒字の3倍に相当、今年1月の1日当たりの輸出額は、前年同月比20.6%増加した一方で輸入額は7.3%増加に留まっている。
1月の輸出を牽引したのは特にアルゼンチン向け輸送機関連輸出並びに鉱物関連の国際コモディティ価格上昇が牽引、1月の鉄鉱石輸出は国際コモディティ価格が113.8%高騰して124.5%増加、また原油の国際コモディティ価格が53.3%増加、原油の輸出量も29.0%増加して原油輸出額は97.7%と倍増している。
ブラジル並びにアルゼンチンの大豆の豊作の影響で、大豆の国際コモディティ価格の値下がり前の生産者の大豆輸出に拍車がかかったために、1月の大豆輸出は、124.7%増加したとブラジル貿易会(AEB)のジョゼ・アウグスト・デ・カストロ会長は説明している。
今年1月の完成品輸出では自動車輸出が前年同月比34.5%増加、またトラックや農業機械輸出も好調に推移して完成品輸出の増加に貢献したと産業開発研究所(Iedi)エコノミストのラファエル・カジニン氏は説明している。
今年1月の輸出総額は前年同月比20.6%増加の149億1,000万ドル、第一次産品輸出は30%増加の67億9,000万ドル、半完成品輸出は27.5%増加の26億ドル、完成品輸出は7.4%増加の51億2,000万ドルであった。
また資本財輸出は前年同月比マイナス40.1%の12億7,000万ドル、中間財は22.8%増加の80億3,000万ドル、消費財は2.8%増加の18億ドル、石油派生品・潤滑油は15.8%増加の10億8,000万ドルとなっている。(2017年2月2日付けヴァロール紙)