開発商工サービス省(MDIC)の発表によると、今年初め9カ月間の食料品・飲料輸出は、前年同期比僅かに1.37%増加の537億900万ドルに留まったが、今年初め9カ月間のブラジルの輸出総額は、前年同期比3.5%減少の1393億6100万ドルであった。
ブラジル輸出投資振興庁(APEX)がアジア向け牛肉輸出を促進しているにも関わらず、今年初め9カ月間のアジア向け牛肉派生品輸出は、前年同期比1.78%減少の32億8500万ドルに留まっている。
またコーヒーの派生品輸出は21.2%減少の32億6900万ドル、一方チョコレートなどのカカオ派生品輸出は6.45%増加の7318万ドル、今年初め9カ月間の中国向け食料品・飲料輸出は1.23%減少の160億ドル、サウジアラビアは0.44%減少の16億2200万ドル、アラブ首長連合国は0.65%増加の8億5265万ドルとなっている。
今年上半期のドルの為替はR$4.00 からR$3.50のドル安になったにも関わらず、食料品・飲料輸出減少は説明できないとブラジル貿易会(AEB)のジョゼ・アウグスト・デ・カストロ会長はコメントしている。(2016年10月10日付けヴァロール紙)