開発商工省(MDIC)の発表によると、10月の貿易収支は19億9,000万ドルの黒字を計上、10月としては2011年同月の23億6,200万ドルに次ぐ黒字幅を記録している。
10月の輸出総額は160億5,000万ドル、輸入総額は140億5,000万ドル、今年10か月間の貿易収支は122億4,000万ドルの黒字を計上、今年の貿易収支は150億ドルに達すると予想している。
10月の1日当たりの輸入金額は前年同月比21.1%減少の6億6,920万ドル、輸出金額は輸出量が増加したにも関わらず、農産物や鉱物資源の国際コモディティ価格減少の影響で4.1%減少の7億6,420万ドルとなっている。
10月の輸出を牽引したのは鉄鉱石並びに大豆、トウモロコシ、紙・パルプ、石油派生品、今年10か月間のこれらの製品の輸出量は9.0%増加、しかし石油派生品の輸入は45億3,000万ドルの赤字を計上、また原油の輸出量は51.7%増加したにも関わらず、原油のコモディティ価格は50%減少して相殺している。
9月の中国向け輸出は前年同月比22.8%増加、10月は31.9%増加して2か月連続で増加、特に大豆並びに石油派生品、トウモロコシの輸出が牽引、10月のトウモロコシの輸出は550万トン、今年10か月間では1,790万トンに達しており、今年のトウモロコシ輸出は記録を更新すると開発商工省(MDIC)では予想している。(2015年11月4日付けエスタード紙)