開発商工省(MDIC)の発表によると、今年上半期の貿易収支は6月の貿易収支黒字が45億2,700万ドルと2009年以降も6月では最高を記録した影響で22億200万ドルの黒字を計上した。
今年初めの5か月間の貿易収支は23億500万ドルの赤字を計上しているにも関わらず、6月の輸出総額は前年同月比8.7%減少の196億2,800万ドル、輸入総額は20.6%減少の151億100万ドルを記録したために、今年上半期の貿易収支は黒字に反転した。
6月の資本財並びに石油派生品の輸入は前月比で大幅に減少したが、中間財並びに消費財の輸入も減少、今年上半期の貿易総額は前年同期比16.6%減少の1,864億4,000万ドルまで縮小している。
6月の鉄鉱石の輸出量は前年同月比20.2%と大幅に増加したが、鉄鉱石の国際コモディティ価格が24%と大幅に下落したために、輸出量増加による輸入金額の増加にはつながらなかった。
今年上半期の第一次産品輸出は前年同期比21.6%減少の440億4,000万ドル、半完成品は3.9%減少の127億8,900万ドル、完成品は8.0%減少の350億4,700万ドル、輸出総額は14.7%減少の943億2,900万ドルであった。
また今年上半期の資本財の輸入は前年同期15.8%比15.8%減少の203億2,400万ドル、前期同様に第一次産品並びに中間財は15.1%減少の427億7,900万ドル、消費材全体は13.7%減少の168億2,800万ドル、そのうち非耐久消費財は5.9%減少の85億4,400万ドル、耐久消費財は82億8,400万ドル、石油派生品・潤滑油は121億7,600万ドル、輸入総額は18.5%減少の921億700万ドルとなっている。(2015年7月2日付けヴァロール紙)