レアル通貨に対するドル高の為替が牽引して米国向けの完成品輸出が増加傾向となってきており、今年初めの4か月間の米国向け完成品輸出は、前年同期比5.64%増加の43億9,000万ドルに達している。
しかし、今年初めの4か月間の完成品輸出は前年同期比11.3%減少、また同期の米国向けの輸出は5.69%減少したが、米国向けの完成品輸出比率は前年同期の50.6%から56.5%に上昇している。
特に今年初めの4か月間の米国向け完成品輸出では、米国経済の回復傾向に伴って自動車部品や木材を中心とした建材関連の輸出が大幅に増加してきている。
2008年から完成品輸出ではトップを占めていたアルゼンチンから昨年は米国向けの完成品輸出がトップを占めており、今後の米国経済の回復に伴ってしばらくは米国向け完成品輸出がトップを継続すると予想されている。(2015年5月11日付けヴァロール紙)