4月の貿易収支は鉄鉱石や農産物の国際コモディティ価格の下落ならびにトラック運転手のストライキ、サントス港隣接地帯の火災の影響などで輸出が減少したにも関わらず、4億9,100万ドルの黒字を計上している。
4月の輸出額は前年同月比23.2%減少の151億5,600万ドルであったが、輸入額は146億6,500万ドルにとどまったために、4億9,100万ドルの貿易収支黒字に結び付いている。
今年の大豆生産は記録を更新したにも関わらず、大豆の国際コモディティ価格は32.7%と大幅に下落、鉄鉱石の国際コモディティ価格は51.6%と半減しているが、6月以降は上昇に転じると予想されている。
今年4か月間の輸出総額は579億3,100万ドル、輸入総額は629億9,700万ドル、貿易収支は50億6,600万ドルの赤字を計上しているにも関わらず、前年同期の55億7,300万ドルの赤字から減少している。
今年初め4か月間の輸出は前年同期比16.4%減少、輸入は15.9%減少、大豆の輸出は41.0%減少、鉄鉱石は45.1%減少、食肉は24.2%減少、粗糖は13.8%減少、石油は4.0%減少している。
今年初め4か月間のコーヒー豆輸出は前年同期比25.9%増加、銅鉱石は43.6%増加、パルプは2.3%増加、粗鋼は11.7%増加、第一産品は23.6%減少、完成品は11.3%減少、半製品は2.5%減少している。
今年初め4か月間の中国向け輸出は31.6%減少、米国向けは5.7%減少、アルゼンチン向けは15.6%減少、ヨーロッパ連合向けは14.2%減少、アフリカ向けは21.0%減少、東ヨーロッパ向けは34.0%減少している。(2015年5月5日付けエスタード紙)