2015年1月のアルゼンチン向け輸出は、アルゼンチンの外貨不足で輸入規制を強化している影響で8億5,200万ドルにとどまっており、また両国間の1月の貿易額は前年同月比25.3%減少の16億ドルと2009年1月よりも低い水準まで低下している。
アルゼンチンのクリスティーナ・キルチネル大統領は、中国との間で総額210億ドルに達する経済協力で合意、ヴァーレ社が開発していたメンドーサ市のカリウム鉱山開発への投資、リチウム、銅などの開発で合意している。
中国はアルゼンチンの鉄道網の更新などにも投資するが、原油や大豆、鉱物類の供給確保でアルゼンチンを足掛かりに南米に拠点を築く足掛かりにすると予想されている。
アルゼンチン通貨の公式レートは1ドル8.5ペソであるが、並行レートは13.5ペソと大きな差があるために、アルゼンチンの国民は損失を最小限にする方策を余儀なくされている。(2015年2月10日付けエスタード紙)