8月の貿易収支は原油開発用のプラットフォームの輸出が大きな黒字に結びついたために11億6,000万ドルの黒字を計上したが、8月の貿易収支黒字としては過去13年間で最低を記録している。
今年初めの8カ月間の貿易収支黒字は、2億4,900万ドルを計上して前年同期の37億5,000万ドルの貿易赤字から一転して黒字に転じているが、今年の石油派生品の貿易収支は、108億8,000万ドルの赤字を計上している。
8月の潤滑油の輸入は前年同月比30.6%増加、石油の輸出は23.5%増加、8月の大豆の輸出は前年同月比22.7%減少、鉄鉱石輸出は24.3%減少、今年8カ月間の第一次産品の輸出は4.7%増加している。
8月の資本財の輸入は前年同月比7.3%減少、耐久消費財は13.3%減少、特に自動車輸入は16.1%減少、機械・装置輸入は26.5%減少、今年8カ月間の石油派生品の輸入は3.0%減少している。
8月の鉄鉱石の国際コモディティ価格は20.3%減少、中国向け輸出は18.3%減少、中国からの輸入は4.3%減少、8月のメルコスール向け輸出は21.4%減少、特にアルゼンチン向け輸出は32.8%と大幅に落ち込んでいる。
今年初め8カ月間の米国向け輸出は11.3%増加、貿易収支は58億ドルと前年同期の78億ドルから減少、8月のアジア向け輸出は9.0%減少、中国向け輸出は18.3%と大幅に落ち込んでいる。(2014年9月2日付けエスタード紙)