7月のブラジルの貿易収支黒字は、輸出増加並びに輸入が5.5%減少した影響で15億7,000万ドルを記録、5カ月連続で貿易黒字を記録していると通商産業開発省(MDIC)では発表している。
しかし今年7カ月間の貿易収支は9億1,600万ドルの赤字を計上、特にアルゼンチンの通貨危機の影響で、ブラジルからの自動車並びに自動車部品の輸出が大きな影響を受けている。
原油開発向けプラットフォームの輸出が会計上で貿易収支黒字として8億6,600万ドルを計上されており、また原油輸出が前年同期比276%増加している。
7月の石油派生品の輸入は、前年同月比7.4%減少して今年7カ月間の石油派生品の貿易収支は99億ドルの赤字を計上、7月の貿易収支黒字には大豆を中心とした農産物の輸出が貢献している。
今年7カ月間のアルゼンチン向け自動車輸出は前年同期比36%下落、自動車部品輸出も29%下落、7月のアルゼンチン向け輸出は前年同月比17.4%と大幅に減少している。(2014年8月2日付けエスタード紙)