通商研究センター(Funcex)の統計によると、昨年の製造業部門の貿易収支はドル高の為替にも関わらず、電気電子セクター並びにプラスティックセクターの赤字が牽引して大きな赤字を計上、しかし化学セクター並びに衣類セクター、機械・装置セクターの輸入はそれぞれ減少している。
昨年の電気電子セクターの輸入総額は436億ドル、輸出は74億ドルで貿易収支は360億ドルの赤字を計上、今年は昨年を40億ドル上回る400億ドルの赤字が予想されている。
昨年の情報機器・電気製品・光学機械セクターの貿易赤字は261億ドル、化学・石油化学セクターは259億8,000万ドル、機械・装置セクターは164億6,000万ドル、石油派生品セクターは135億ドル、医薬品セクターは74億9,000万ドル、ゴム・プラスティックセクターは35億2,000万ドルとそれぞれ貿易赤字を計上している。
昨年の食品セクターの貿易収支は367億ドルの黒字を計上、皮革セクターは25億5,000万ドル、木製品セクターは18億4,000万ドル、ユーカリの短繊維のパルプ生産では非常に競争力のある紙・パルプセクターは53億ドル、金属セクターは82億9,000万ドルとそれぞれ黒字を計上している。(2014年4月28日付けヴァロール紙)