ブラジル三井物産の傘下にあるブラジル三井物産基金が、ユニセフ(国連児童基金)・グループ会社のSuperViaとの協働で、今月8月にリオデジャネイロの鉄道沿線に位置する低所得コミュニティの2,345家族(約9,400人)対象にパーソナルケア衛生用品・クリーニングキットを寄付します。
「SuperViaの鉄道システムは、インフラ・衛生環境が乏しい低所得コミュニティに隣接しています。脆弱な状況にある人々のために三井グループとして何ができるかと考えた末、パンデミックを克服し健康を守るために不可欠な衛生キットの寄付にフォーカスすることにしました。カリオカの皆さんの生活支援の一助に携われることを非常に光栄に思います」と基金取締役会長 佐藤真吾。
プロジェクトはユニセフと協力して実施。地元のパートナーやコミュニティで活動するNGOのネットワークを通じてキットを配布しており、とりわけ女性や若い母親が率いる家族を優先支援対象としています。
衛生キットは、4人家族の1か月の必要アイテムを考慮しており、各家族に2キット(2カ月分)配布されます。
キットは、石鹸10個、固形洗剤5個、液体洗剤ボトル2本、アルコールジェル(430 ml)ボトル4本、漂白剤3リットル、女性用生理用品3パックで構成されています。健康ガイドと新型コロナウイルス感染拡大予防に関する資料も併せて配布されます。
写真提供:ブラジル三井物産基金