ブラジル貯蓄・不動産信用機関協会(Abecip)の発表によると、今年上半期の住宅向けクレジットは前年同期比55%増加の370億レアル、前年下半期比では14%増加している。
同時期の住宅購入向けクレジットを物件数は前年同期比26%増加の23万6500軒、7月は48%増加の77億8,000万レアルで4万6,500軒であった。
6月のポウパンサ預金は前2カ月間連続で減少していたにも関わらず、12億レアルに達しており、また5月並びに6月のポウパンサ預金残高は30億レアル増加して、3099億レアルに達している。
今年のポウパンサ預金の住宅購入並びに建設向けクレジットは850億レアルを予想、例年の上半期の同クレジットは年間の40%に相当、しかし今年はすでに45%に達している。
上半期のポウパンサ預金の住宅購入向けクレジットは198億レアル、住宅建設向けクレジットは172億レアル、住宅購入価格は上昇傾向に対して、住宅購入軒数は減少してきている。
2005年の住宅購入のクレジット比率は47.8%、今年はクレジット期間の長期化並びに与信の緩和などで62.7%まで上昇して中間層の購買を促している。
住宅建設向けクレジットの増加で大型住宅プロジェクトが534件から761件に拡大、Abicip協会では今年の住宅購入向けクレジットは28%増加して、54万軒に達すると予想している。(2011年8月4日付けエスタード紙)