ブラジル不動産・建設業者組合(Abrainc)並びに経済調査院(Fipe)の共同調査によると、2020年の住宅販売は、前年比26.1%増加の11万9911軒を記録、また新規住宅リリース件数は、1.1%増加の11万3191軒を記録している。
ブラジル不動産・建設業者組合(Abrainc)の発表によると、昨年の受託販売軒数並びに新規住宅リリー軒数共に、2015年並びに2016年の経済リセッション前の2014年以降では最高の数字を記録している。
2009年のルーラ政権の経済成長加速プログラム(PAC)の大衆住宅建設"私の家、私の暮らし Minha Casa Minha Vida"に替わる既に上院で承認されている“ブラジルシンボルカラー大衆住宅 緑と黄色の家 Casa Verde e Amarela”プログラムによる住宅販売は77.8%を占めており、販売軒数は39.2%、リリース軒数も5.8%それぞれ増加している。
昨年の住宅販売は、低所得層向けの低価格の大衆住宅販売が牽引した一方で、中級並びに高級住宅販売は前年比17.9%の二桁減少を記録して明暗を分けている。
今年の新規住宅販売のリリース軒数前年比38.0%増加予想に伴って、今年の住宅販売総額(VGV)は、前年比47.0%の大幅増加をブラジル不動産・建設業者組合(Abrainc)の Luiz Antonio França, afirmou会長は予想している。また今年の住宅不動産業界の伸び率は、25.0%~35.0%の大幅増加をLuiz Antonio França, afirmou会長は期待している。
“ブラジルシンボルカラー大衆住宅 緑と黄色の家 ”プログラムによる今年の住宅販売総額(VGV)は、前年比24.0%増加、大衆住宅販売軒数は29.0%増加を予想、中高級住宅販売による今年の住宅販売総額(VGV)は、前年比93.0%増加、住宅販売件数は78.0%を予想している。