ヴォトランチン・セメントはサンタ・カタリーナ州政府から工場誘致で優遇税制、大量に使用する電力エネルギーの供給やセメント材料の安定的供給が可能なために、同州に2013年まで50億レアルを投資して2セメント工場を建設する。
ヴォトランチンは同州のイタジャイ市に年産50万トンのセメント工場を擁しているが、ヴダル・ラモス市並びにインビツーバ市に工場を建設して、同州のセメント生産を190万トンに引上げる。
同社への優遇税制適用以外にも、カタリネンセ企業開発プログラム(Prodec)での商品サービス流通税(ICMS)支払い開始の先送り、ジョージ・ラセルダ火力発電所から45キロの近距離にあるなど好条件が整っている。
今年はすでにペルナンブーコ州のパウリスタ工場、リオ州のサンタ・クルーズ工場を操業開始、またサンパウロ州のサウト工場の拡張をして年末には23工場が稼働、来年はパラナ州のリオ・ブランコ工場、マット・グロッソ州のクイアバ市でも工場を建設、2013年には35セメント工場で操業、年産4,200万トンのセメント生産を見込んでいる。(2011年4月20日付けヴァロール紙)