ジウマ・ロウセフ大統領がルーラ第2次政権の最も重要な国家プロジェクトとして官房長官の時に掲げた、経済成長加速プログラム(PAC)の大型プロジェクトに従事している建設労働者など8万人が待遇改善要求などでストライキをしていた。
ロンドニア州のジラウ水力発電所並びにサント・アントニオ水力発電所、ペルナンブーコ州のスアペ石油コンビナート、アブレウ・エ・リマ石油精製所、セアラー州ペセン港湾、南マット・グロッソ州のサン・ドミンゴ水力発電所などでそれぞれストライキを行って,待遇改善を要求している。
またバイア州ではPACプロジェクトの大衆住宅建設"私の家、私の暮らし"プロジェクトでも基礎食品バスケットの改善や研修プログラム参加などの要求で1カ月以上に亘ってスツライキを行っていた。
昨年の建設部門の労働者の賃金は実質平均の1.3%を大幅に上回る10.9%増加して平均月収は1,243レアル、2月の雇用は前月比で多くのセクターで減少に転じていたが、建設セクターは4.1%増加して6万6,000人が新規雇用されている。
エイケ・バチスタ氏が40億レアルを投資して建設が進んでいるリオ州アスー港でもストライキが発生、1,200人がバリケードをはっていたが、30%のサラリー調整や家族向け保険プランを勝ち取った。(2011年4月3日付けエスタード紙)