2007年の建材部門の貿易は10億レアルの黒字を計上していたが、昨年はブラジル国内の住宅ブームやレアル高の為替で輸入建材が大幅に増加したために11億レアルの赤字を計上している。
今年9月までの国内の建材の価格は前年同期比6.94%増加したために、価格の安い輸入建材の需要が大幅に増加、特に中国やインドからの輸入増加が堅調になってきている。
昨年の住宅建築向け鉄鋼製品の貿易赤字は1億2,200万ドル、照明器具は2億5,500万ドル、電気製品は3億6,300万ドル、ガラス製品は9,500万ドル、建築向け機械装置は2億7,600万ドルとそれぞれ赤字を計上している。
中国の輸入住宅関連材料や製品はレアル高の為替でブラジルの国産品よりも35%から40%安いために、輸入建材に切り替える建築会社が増加、2004年の中国製セラミック製品の輸入量は50万平方メートル、今年はすでに2,000万平方メートルを輸入している。(2010年10月13日付けエスタード紙)