国内の商業ビルや住宅建設並びにインフラ整備部門が牽引して、国内のセメント需要が大幅に増加して供給が追い付かないために、ヴォトランチン・セメント社はベトナムから年末までに30万トンのセメントを緊急に輸入する。
特に北東地域の住宅建設がブームとなっているために、同社では10隻の船舶でベトナムから輸入するセメントを現地に近いフォルタレーザ港で荷揚げする。
ヴォトランチンの2007年から2013年の投資計画では50億レアルを投資して国内の22セメント工場で生産を拡大、現在は9工場で操業、13工場は建設中となっている。
昨年、ブラジルは国内の需要向けに30万トンから40万トンのセメントを輸入、また昨年のセメント販売は前年比0.8%増加の5,110万トンであった。
今年上半期のセメント販売は前年同期比14.6%増加の2,760万トン、特に北東地域は21.4%、北部地域は64.1%それぞれ増加、今年は12.5%の増加が予想されている。(2010年7月15日付けエスタード紙)