住宅建材部門向け工業製品税(IPI)の減税政策が年末まで延長されたために、住宅建設ブームで建材販売が好調に推移して中西部地域ではセメントなどが不足してきている。
今年5月の過去12カ月間のセメント販売は前年同期比25%増加、塗料23%、セラミック19%、洗面所関連材料は12%とそれぞれ大幅に増加している。
今年1年間の住宅建設や改築は2,200万家族が行うと予想されており、そのうちCクラス 52% ,D/Eクラス38%、A/Bクラスは10%が見込まれている。
また地域別では南東部が800万家族、北東地域は690万、中西部430万、南部地域は280万家族が住宅建築や改築を行うと見込まれている。
今年4カ月間の建材販売は2014年のワールドカップや建材向けIPI減税に牽引されて、前年同期比20.3%増加の333億レアルに達している。(2010年6月13日付けエスタード紙)