サンパウロ住宅不動産売買・賃貸・管理業者組合(Secovi)の調査によると第1四半期のサンパウロ市内の住宅販売軒数は金融危機で大幅に落ち込んでいた前年同期比75.1%増加の8,461軒に増加して、金融危機前のレベルに回復している。
また過去2年間でサンパウロ市内の住宅価格はインフレ指数11.05%を大幅に上回る27%増加、今年の住宅販売は3万8,000軒に達すると予想されている。
住宅向けローンの拡大、ローン期間の延長や金利の低下、住宅購入需要の増加や連邦政府の大衆住宅建設プロジェクトなどが牽引して、今後もブームが継続すると見込まれている。
第1四半期の新規住宅建設は2008年同期比11.8%減少、しかし前年同期比では96.4%増加、連邦貯蓄金庫(Caixa)は先週四日間、新規住宅購入フェアを開催して18億レアルの住宅クレジット販売を記録している。(2010年5月18日付けエスタード紙)