全国セメント工業会(SNIC)の発表によると今年のセメントの国内販売は好調な国内経済、特に建設不動産部門やインフレ部門に牽引されて前年比7.5%増加の5,500万トンを予想している。
2月のセメント販売は金融危機後に販売が大幅に減少した前年同月比では16.4%と大幅に増加、今年2カ月間の販売は前年同期比12.6%の840万トン、輸出は20万7,300トンであった。
SNICによると昨年、ヴォトランチン・セメントの北部地域のロンドニア州とトカンチンス州のセメント製造工業が操業開始したために、今年2カ月間の同地域での販売は前年同期比42.3%と大幅に増加している。
北部地域のセメント工場の操業開始以前は中西部地域のセメント工場から供給、ブラジル経済の中心の南西部地域の今年2カ月間のセメント販売は11.5%増加の417万1,000トンであった。(2010年3月4日付けヴァロール紙)