全国セメント組合(Snic)では昨年の国内セメント消費は金融危機の影響を受けたにも関わらず、下半期から堅調に増加して前年比0.1%減少の5,126万トンとなった。
昨年12月のセメント消費は前年同月比4.4%増加の420万トン、特に中西部地域が15.5%並びに北部地域が7.6%とそれぞれ大幅に増加して消費を牽引した。
また昨年1年間では北東地域の消費は4.1%、中西部地域3.6%、全国のセメントの50%を消費する南東部地域は2.0%の増加に留まった。
昨年のセメント消費が世界金融危機の影響にも関わらず、昨年並みに増加したのは連邦政府による国内経済活性化の建材への工業製品税(IPI)減税、大衆住宅建設の"私の家、私の暮らし"の大型プロジェクトや公立銀行からのクレジット拡大が消費を支えた。(2010年1月8日付けヴァロール紙)