連邦政府は建設不動産部門の連鎖的倒産やすでに開発中の物件を完成させるための救済プログラムの発表を一両日中に予定しているが、社会経済開発銀行(BNDES)並びに連邦貯蓄銀行(CEF)からのクレジット注入が見込まれていた。
連邦政府は30億レアルから40億レアルのクレジットを見込んでいるが、建設不動産市場ではCEFは運転資金向け特別クレジット、BNDESはサンパウロ証券取引所に上場している建設不動産企業の社債買上げ及び資本参加が噂になっている。
サンパウロ州土木建設業組合(Sinduscon)ではブラジル全国に10万を超える建設会社が存在するが、サンパウロ証券取引所に上場している大型の建設不動産企業は25社にしか過ぎない。
しかし先週のBNDES銀行は長期金利(TJLP)を基本とした長期クレジットによる資金注入が予定されていたが、建設不動産企業への資本参加や社債買上げは業界内では予想もされていなかった。(2008年10月22日付けエスタード紙)