今年上半期の建設不動産部門は好調を維持して住宅販売の目標を大きく掲げていたが、国際金融危機の影響で特に建設不動産部門の株価が大幅に下落したために、運転資金調達にしのぎを削って大幅に計画変更を余儀なくされている。
建設不動産部門の今年の住宅・アパート販売目標額は平均で28%の160億レアル、来年は34%の116億レアルとそれぞれ下方修正に追い込まれている。
テンダ社を買収したガフィーザ社は低価格住宅販売に投資先を変更するが、8大手建設会社では上半期には180億レアルの住宅販売予定では140億レアルを販売したが、下半期は28%少ない125億レアルの住宅販売を予定している。
建設不動産部門では大手ロッシ社はグループの投資家から1億5,000万レアルの資金投資を受けているが、今年の住宅販売予定を14%、来年は25%の下方修正を余儀なくされている。
高額不動産物件では金融投資から資金を引き揚げた投資家による購入が増加してきており、キャッシュでの購入や50%先払いなどの好条件で購入する投資家が増加してきて、今のところ好調を維持している。
また大手建設会社でも住宅販売計画変更に迫られており、アグラは今年の販売計画を33.3%、来年は39%、Abyaraも22.8%、22.8%、Inparもそれぞれ34%、38.3%の下方修正を余儀なくされている。(2008年10月15日付けヴァロール紙)