ラテンアメリカ並びに米国の最も株価が下落した100社のうちで、BM&F/Bovespa上場企業は31社に上り、ニューヨーク上場の46企業に次いでいる。
ニューヨーク上場のこれらの46企業の昨年末の株価総額は6,180億ドルであったが、今では960億ドルと9ヶ月間で5,220億ドルが泡となって消えてしまっている。
ブラジルの株価下落の激しい31社のうちで建設・不動産関連企業は8社と最も多く、Inpar社の昨年末の株価総額は10億3,200万レアルであったが、今では株価が93.6%下落の僅かに6,100万レアルに下落している。
また建設・不動産関連のAbyaraは89.8%、 Even76.2% Rossi76.0% Trisul72.0%、 Eztec69.5%、 Helborは69.5%とそれぞれ大幅に株価を下げている。
建設・不動産関連企業の多くは2006年以降に新規株式公開(IPO)で上場して資金を調達して土地購入などに投資したが、IPO企業の株式購入の70%は海外投資家であり、Trisul社の株式の91%は海外投資家が購入していた。(2008年10月2日付けエスタード紙)