ブラジルのゼネコン大手のカマルゴ・コレアはアルゼンチンで果敢に事業を拡大しており、16億ドルを投資してセメント生産のローマ・ネグラやアルパルガッタスを買収している。
また同社では1億6,000万ドルと見込まれている秒速33立方メートルの処理能力の浄水場建設に参加、輸送インフラ部門では28億ドルと見込まれているアンデス山脈を貫通するアルゼンチンとチリの23キロメートルに及ぶトンネル並びに鉄道の建設にも参加する。
このトンネル並びに鉄道はブラジルのポルト・アレグレからアジア向け輸出にとってチリの太平洋側港湾コキンボからのアジア向け輸出が可能となる。
またエネルギー部門では発電能力が2,300メガワットの2ヵ所の水力発電所の入札にも参加を予定しているが、同社はアルゼンチンではすでに総発電量5万4,000メガワットの水力発電所を建設した実績を誇っている。
また天然ガス部門ではガスパイプラインTGSとTGNの日産1,500万立方メートルの拡張プロジェクトに参加するが、これはボリビアからの輸入量の2倍に相当する大型プロジェクトである。(2008年9月29日付けヴァロール紙)