サンパウロ証券取引所(Bovespa)の不動産関連株価が下落して買収が容易になってきており、過去90日間で4件の大型買収が行なわれて業界内の再編が加速してきている。
ブラスカン住宅は2億レアルでパウリスタ・カンパニー社を買収、6月にはCyrela 社が15億レアルでAgra社、ブラジル・ブローカーズ社が2億5,000万レアルでAbyara社の株51%を買収している。
またガフィーザ社は9億9,000万レアルでテンダ社を買収して業界関係者を驚かせたが、過去90日間では総額30億レアルの買収案件となって再編が加速している。
Bovespaには22の不動産関連企業が上場しているが、昨年の12月から現在までに上場不動産企業の株価総額は200億レアルも目減りしており、今後も買収案件が増加すると見込まれている。
インパール社は運転資金調達のために2億レアル分の土地を処分、また今年から来年にかけて住宅販売を減少させる戦略に方向転換している。(2008年9月11日付けガゼッタ・メルカンチル紙)