ブラジル建設材料工業協会(Abramat)では、今年の建材販売は前年比4.0%減少に下方修正を余儀なくされたが、1月の予想では前年比4.5%増加を見込んでいた。
9月の建材販売は前年同月比5.7%減少、前月比では5.2%増加、今年9カ月間の建材販売は国内経済の停滞や企業経営者並びに一般消費者の景況感の悪化、ワールドカップ開催による営業日数の減少などが影響して6.5%減少している。
ブラジル建設材料工業協会は5月の今年の建材販売予想を4.5%増加から3.0%増加に下方修正、7月には更に2.0%増加に下方修正、9月には0.5%増加に下方修正していた。
国内経済の停滞以外に住宅販売の落ち込み並びに新築住宅販売リリースの減少で建材販売が落ち込んできており、今年9カ月間の基礎建材販売は前年同期比8.2%減少、仕上げ建材は3.9%減少している。(2014年10月22日付けエスタード紙)