不動産業界の企業が加盟するサンパウロ不動産関連業者組合(Secovi-SP)の発表によると、8月のサンパウロ市内の新築住宅販売は前月比144%増加したにも関わらず、前年同月比では30.4%と大幅に下落している。
8月の新築住宅販売は前月比144%増加の1,797棟、販売総額は前年同月比40.9%減少の9億8420万レアルに留まっており、住宅ブームに陰りがでてきている。
6月から7月にかけて開催されたサッカーのワールドカップによる影響で、7月の住宅購入案件が大幅に減少したために8月の新築住宅販売は前月比では大幅に増加しているが、前年同月比では大幅に減少している。
今年8カ月間のサンパウロ市内の新築住宅販売は、前年同期比48.8%減少の1万1, 587棟、全国建設コスト(INCC)を差引いた実質新築販売総額は、前年同期比52.7%減少の141億レアルとなっている。(2014年10月4日付けエスタード紙)