ブラジルの16都市の広告に掲載された販売価格を基にまとめられる1平方メートル当たりの不動産価格動向指数「FipeZap指数」によると、2月の平均住宅価格は、インフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)の0.63%を下回る0.57%増加に留まっている。
1月の16都市の平均住宅価格は0.77%増加、過去12カ月間の平均住宅価格は13.1%と大幅に上昇、特にクリチーバ市は34.9%、ヴィトリア市は17.1%、レシーフェ市は16.9%、フォリアノポリス市は、16.7%とそれぞれ16%以上の値上がりをしている。
過去12カ月間のサンパウロ市の平均住宅価格は13.5%、リオ市は15.2%、ポルト・アレグレ市は12.2%、サント・アンドレ市は12.3%、サン・カエタ―ノ・ド・スール市は12.4%それぞれ上昇している。
最も値上がり幅が低かったのはブラジリア市の3.5%、ベロ・オリゾンテ市は7.7%、フォルタレーザ市は8.7%、サルバドール市は9.1%それぞれ上昇、上昇率が低下傾向にあるにも関わらず、今後の住宅価格の動向は非常に不透明となっている。(2014年3月7日付けエスタード紙)