ゼネコン最大手のオデブレヒト社の昨年の負債総額は、前年比36%増加の620億レアルに拡大、2010年の約2倍となる負債総額を記録、昨年の純益は15億8,000万レアルの赤字を計上している。
昨年のオデブレヒトの負債に対する利払いは33億レアル、為替による損益は35億レアルに達しており、昨年の売上は22%増加の760億レアルを記録したが、負債は純資産170億レアルの3.5倍となっている。
オデブレヒトグループで利益を計上しているのは、建設会社のCNO社の8億400万レアル、 Odebrecht Transport社の2億6,800万レアル、 不動産関連のOR社の2億9,800万レアルであった。
オデブレヒトグループで赤字を計上したのは、砂糖・エタノール生産の ETH社が8億9,800万レアル、石油化学の Brasken社が7億3,100万レアル、 Odebrecht Part社が4億8,800万レアルそれぞれ赤字を計上している。(2013年5月20日付けエスタード紙)