連邦政府では、財政改革の一環として積極的な連邦政府の民営化を進めており、連邦政府が抱える154連邦公社を民営化プロセスが終了するまでに1/3に相当する100連邦公社まで削減する。
ラテンアメリカ最大級の電力エネルギー会社であるブラジル中央電力公社(Eletrobras)の民営化計画では、アングラ・ドス・レイス電子力発電所を運営するEletronuclear社を除いた38関連公社が民営化プロセスに含まれている。
2015年度の連邦政府傘下の154連邦公社の総決算は320億レアルの赤字を記録していたものの、2016年は一転して46億レアルの黒字を計上、今年はブラジル中央電力公社並びにペトロブラス石油公社の自社資産売却や負債軽減の影響で、昨年の46億レアルの黒字を上回ると予想されている。
ブラジル中央電力公社及び傘下の37連邦公社の民営化以外にも造幣公社、ミナス州サイロ・倉庫公社(Casemg)、ミナス州保税・一般倉庫公社(Ceasa Minas)、エスピリット・サント州ドック会社(Codesa)の民営化が決まっている。
またペトロブラス石油公社関連では、Nova Transportadora do Nordeste(NTN)、Liquigas 、 「クラウンジュエル」とも呼ばれてペトロブラス社で最も魅力的な事業部門燃料配給会社であるBR Distribuidora社、ペルナンブーコ繊維統合公社(Citepe)、suape石油化学公社などの民営化が予定されている。(2017年9月13日付けエスタード紙)