今年初め4か月間の連邦政府による公共投資支出は、昨年同期の191億レアルから半分以下の81億レアルまで減少、2009年以降では最低の公共投資支出を記録していると非営利活動法人NPOのContas・Abertasでは発表している。
今年初め4か月間で最も公共支出削減を余儀なくされている省庁として運輸省が挙げられており、昨年同期の運輸省の公共支出51億5,000万レアルの47%減少に相当する27億2,000万レアルまで削減している。
また防衛省も昨年初め4か月間の公共支出33億1,000万レアルから今年同期は73%減少の8億8,000万レアルに留まっており、また前記同様に教育省は、17億8,000万レアルから42%減少の10億1,000万レアルに留まっている。
インフラ整備部門で大きな予算を持っている国土省の今年初め4か月間の公共支出は、昨年同期の25億9,000万レアルから60%減少の10億2,000万レアル、国家統合省も11億7,000万レアルから45%減少の6億4,000万レアルまで減少、しかしサンフランシスコ河の灌漑プロジェクト向け予算削減は行われていない。
昨年の連邦政府によるインフラ整備部門向け公共投資はGDP比1.7%に留まっていたが、進行中のインフラ整備部門向けの必要な投資額はGDP比3.0%以上となっている。(2017年5月7日付けエスタード紙)