3月16日に入札が予定されている4空港の民営化コンセッション入札の参加に対して、今日13日に4コンソーシアム代表が参加表明すると予想されている一方で、3コンソーシアムはすでに参加中止を表明している。
4空港民営化コンセッションに入札参加が見込まれているのは、Patria Investimentos社とコンソーシアムを組むAvialliance社並びにCR Almeida社とコンソーシアムを組むFraport社、Flughafen Zurich AG社、 Vinci Airports社が予想されている。
Investimentos社とコンソーシアムを組むAvialliance社は、ドイツのジュッセルドルフ空港及びハンブルグ空港、ギリシアのアテネ空港、ハンガリーのブタペスト空港、インドのニューデリー空港、ペルーのリマ空港、ロシアのサンペトロスブルグ空港で管理オペレーションに参加している。
またCR Almeida社とコンソーシアムを組むFraport社は、フランス国内の13中規模空港、ポルトガルのリスボン空港並びにポルト空港、チリのサンチアゴ空港、ドミニカ共和国のサント・ドミンゴ空港で管理オペレーションに参加している。
Flughafen Zurich AG社はスイスのチューリッヒ空港、ブラジルミナス州のコンフィン空港、コロンビアのボゴタ空港、チリのイキキ空港並びにアントファガスタ空港で管理オペレーションに参加している。
Vinci Airports社フランス並びにポルトガルを中心にヨーロッパやラテンアメリカ、アジアの35空港で管理オペレーションに参加、今日、入札が実施されるサンパウロ証券・商品先物取引所(BM&F Bovespa)に入札参加表明を予定している。
しかし英国内のヒュースロー空港並びにグラスコー空港、サウサンプトン空港、アドデーィン空港に運営参加しているFerrovial社、メキシコ国内で12空港を運営するGPA、ジャマイカのモンテゴベイ空港、メキシコのトルカ空港、韓国のソウル空港に運営参加しているOHL/KAC/Rio Verdeコンソーシアムは、入札参加を見合わせている。
またブラジルミナス州のコンフィン空港並びにエクアドルのキト空港、コスタリカのファン・サンタマリーア空港、オランダ王国の構成国アンチーリャ諸島のキュラソー空港の運営に参加しているCCR社、アルゼンチン国内33空港、ウルグアイのモンテヴィデオ空港並びにプンタ・デル・エステ空港、ブラジリア空港やナタル空港など南米諸国の空港の運営に参加しているCorporation America社、 スペイン国内の空港、英国、コロンビアなど46空港の運営に参加しているAena社は、未だに入札参加を検討している。
3月16日に入札が予定されている4空港の民営化コンセッションでは、フォルタレーザ空港民営化コンセッションの最低入札価格は14億4,000万レアル、最低投資額は14億レアル、コンセッション期間は30年間、2015年の年間航空利用客は630万人。落札したコンセッションは契約時に保証金として25%及びプレミアム入金義務。
また前記同様にサルバドール空港は12億4,000万レアル、23億レアル、30年間、900万人、ポルト・アレグレ空港は1億2,200万レアル、19億レアル、25年間、840万人、フロリアノポリス空港は2億1,000万レアル、9億600万レアル、30年間、370万人が予想されている。(2017年3月13日付けヴァロール紙)