中国が議長国となる2016年度の主要20カ国・地域(G20)首脳会議は、9月4日及び5日に浙江省杭州で開催予定、中国の習近平国家主席は、今後の両国関係強化でミッシェル・テーメル臨時大統領と個別会談を予定している。
中国側では中断されたままとなっているサンパウロ市経由でリオ市とカンピーナス市を結ぶ高速鉄道建設プロジェクト再開をミッシェル・テーメル臨時大統領に要請すると予想されている。
連邦政府では高速鉄道建設プロジェクトの投資総額を350億レアルと見込んでいるが、多くの市場関係者が投資総額は500億レアルを突破すると予想、中国政府側では、高速鉄道建設プロジェクトの投資費用を全額負担する提案をすると予想されている。
また中国政府側では、停車駅周辺の開発プロジェクト並びに沿線沿いの宅地開発などについても魅力的な提案をすると予想されており、中国側は中国鉄建(China Railway Construction)を中心にコンソーシアムを組むと予想されている。
高速鉄道の入札では2010年11月の入札で韓国が落札しかけたものの直前に延期、また11年4月に入札条件を再設定したにも関わらず、再度延期され、2013年7月に入札を実施してみれば応札グループがなく、連邦政府は延期を余儀なくされていた経緯があった。(2016年8月13日付けエスタード紙)