連邦政府は、使用されていないローカル鉄道や都市間鉄道を旅客鉄道として再開発するためにブラジル鉄道輸送会社(EBTT)を設立、再開発プロジェクトをセザール・ボルジェス運輸相に提出している。
この旅客鉄道の再開発プロジェクトは、ジウマ大統領が再選された場合に発表される予定の第3次経済加速プログラム(PAC-3)の中に含まれており、詳細はジウマ大統領の再選後に発表される予定となっている。
旅客鉄道の再開発プロジェクトでは、民間企業の投資を誘致するために収益率を10%~15%と試算して民間企業にとっては大いに魅力ある投資計画となっており、社会経済開発銀行(BNDES)による融資が予想されている。
パイロットプロジェクトとしてパラナ州ロンドリーナ市とマリンガ市を結ぶ150キロメートルの旅客鉄道の再開発には、4億2,970万レアルが予定されている。
またマラニョン州サン・ルイス市とイタペクル市間の115キロメートルの再開発には1億8,500万レアル、南大河州カシアス・ド・スール市とベント・ゴンサルヴェス市間の62キロメートルの再開発には、2億8,500万レアルが見込まれている。
南大河州ペロタス市とリオ・グランデ市間の100キロメートルの再開発には3億6,020万レアル、バイア州コンセイサン・ダ・フェイラ市とサルバドール市経由のアラゴイーニャ市間の224キロメートルの再開発には、2億8,500万レアルの投資が見込まれている。
マラニョン州コドー市とピアウイ州テレジーナ市経由のアルト市間の244キロメートルの再開発には、1億3,600万レアルの投資が見込まれている。(2014年5月7日付けエスタード紙)