資源大手のヴァーレ社は、2017年までに港湾ロジステックの近代化に70億レアルを投資して鉄鉱石の輸出を拡大、2014年の投資総額は15億1,800万レアルに達すると予想されている。
オーストラリアから中国向け鉄鉱石の輸送日数は15日、マラニョン州ポンタ・デ・マデイラ港から中国への輸送日数は、45日間を擁して輸送コストは非常に高く付くにも関わらず、カラジャス鉱山の鉄鉱石の含有量は非常に高いために輸送コスト高をカバーしている。
ヴァーレ社は、パラ-州カラジャス鉱山近くのセーラ・アズール鉱山開発向けの環境ライセンスを取得、投資総額が196億ドルに達する鉄鉱石生産のメガプロジェクトに既に着手しており、2011年5月に就任したヴァーレ社のムリロ・フェレイラ社長は、セーラ・アズール鉱山開発のため主に海外での資産を売却して資金調達しており、2018年には年間9,000万トンの鉄鉱石を生産する。
セーラ・アズール鉱山の鉄鉱石を運ぶ鉄道並びに輸出する港湾プロジェクトのインフラ設備向け投資総額は116億ドルで、カラジャス鉄道からポンタ・デ・マデイラ港までの570キロメートルの鉄道が含まれている。
ポンタ・デ・マデイラ港ターミナルへの投資は48億5,000万レアル、現在の鉄鉱石の輸出積み出し能力は1億5,000万トンであるが、2017年には2億3,000万トンまで増加する。
また前記同様にエスピリット・サント州ツバロン港は18億レアル、1億1,000万トン、1億2,000万トン、リオ州イーリャ・グアイーバ港は2億2,500万レアル、4,000万トン、4,500万トン、バイーア・デ・セペチーバ港は1億2,500万レアル、2,200万トン、2,500万トンとなっている。(2014年4月7日付けエスタード紙)