毎年、サントス港から穀物を輸出するために穀倉地帯の中西部地域から穀物を満載したトラックが一斉にサントス港めがけて集中して、国道がトラックで数珠つなぎとなって大混乱することを避けるために、連邦政府は、輸送ロジスティック改善策を試験的に開始した初日にサントス港への道路がトラックで数珠つなぎとなった。
昨日の朝7時前に旧ピアサグエーラーグアルジャー街道であるコネゴ・ドメニコ・ランゴーニ街道には、グアルジャー港のターミナルを目指すトラックが8キロメートルに亘って渋滞、またアンシエッタ街道もサントス市入口のアレモアのターミナルを目指すトラックで渋滞となった。
トラックがクバトン市に新たに設置されたサントス港の停滞緩和向け駐車場の許可を取らずに、多くのトラックが一斉に集中したために渋滞が発生したとサントス港を運営するサンパウロ州ドック会社(Codesp)のレナート・バルコ会長は説明している。
Codesp会社から営業許可を得ているトラックの駐車場のEcopatio社はトラックの乗り入れ許可を取って運営しているために、駐車場のトラックの占有率は85%と余裕があってスムーズに運営ができているが、今後は輸送ロジスティック改善策に従わないトラック運営企業に対して、トラック1台当たり1,000レアルから2,000レアルの罰金が科せられる可能性がある。
“Portlog”と命名されたトラックのサントス港到着と貨物船の入港を同調させるために、カンピーナス市近くに18万平方メートルの駐車場を確保、またリベイロン・ピーレス市にも15万平方メートルの駐車場を確保して、トラック輸送をスムーズに図る計画を立てている。
この“Portlog”システムはパラナ州パラナグア港で採用されているシステムであり、トラックがアンシエッタ街道並びにイミグランテス街道で数珠つなぎになることを防ぎ、また輸送コストの削減並びに強盗被害を避けることにつながる。(2014年2月19日付けエスタード)