今年初めにサントス港から穀物を輸出するために穀倉地帯の中西部地域から穀物を満載したトラックが一斉にサントス港めがけて集中して、国道がトラックで数珠綱がとなって大混乱したことを避けるために、連邦政府は、輸送ロジスティック改善策を試験的に始める。
“Portlog”と命名されたトラックのサントス港到着と貨物船の入港を同調させるために、カンピーナス市近くに18万平方メートルの駐車場を確保、またリベイロン・ピーレス市にも15万平方メートルの駐車場を確保して、トラック輸送をスムーズに図る計画を立てている。
この“Portlog”システムはパラナ州パラナグア港で採用されているシステムであり、トラックがアンシエッタ街道並びにイミグランテス街道で数珠つなぎになることを防いで輸送コストの削減並びに強盗被害を避けることにつながる。
サントス港への運河4の浚渫工事の完成による大型運搬船の入港が可能となり、現在80時間を要しているサントス港とマット・グロッソ州ロンドノポリス市を結ぶ輸送時間の短縮を鉄道民営化コンセッション運営のALL社に要請している。
サントス港への輸送の障害となっていた鉄道と道路の交差をなくすための立体交差工事が2014年5月に完成予定となっており、また連邦会計調査院(TCU)は、サントス港湾やパラー州内の港湾ターミナル民営化コンセッション入札に対する港湾料金の設定や投資額の算出などに不備があると指摘されて入札が先送りされる可能性はあるが、2014年上半期には入札が実施されると予想されている。(2013年12月12日付けエスタード紙)