鉄道民営化コンセッション入札は、ブラジル鉄道施術建設公社(VALEC)による入札条件の変更や不透明な会計などで良くないイメージが定着しているために、連邦政府は、VALEC公社のイメージ改善を図るために、名称をブラジル鉄道会社(EBF)に変更する可能性がある。
また連邦政府は、VALEC公社による鉄道民営化コンセッション入札を促すために、国庫庁からVALEC公社に対して、2014年に150億レアルを投入すると予想されている。
初めの鉄道民営化コンセッション入札は、マット・グロッソ州ルッカス・ド・リオ・ヴェルデとゴイアス州ウルアスを結ぶ鉄道建設で、南北鉄道経由で中西部地域の穀倉地帯の農産物を輸送する。
マラニョン州アサイランジアとパラー州バルカレーナを経由してパラー州のヴィラ・ド・コンデ港まで結ぶ鉄道民営化コンセッション、またサンパウロ州エストレーラ・ドエステからパノラマ経由で南マット・グロッソ州ドラ-ドスを結ぶ鉄道民営化コンセッションは、11月に連邦会計調査院(TCU)による入札内容のチェック結果がでると予想されているが、これらの鉄道民営化コンセッションを落札したコンソーシアム向け収益率は8.5%と決められている。(2013年10月25日付けエスタード紙)