リージョナルジェット機メーカーのエンブラエル社では今後20年間の30人から120人乗りのジェット機の需要は6,875機で総額は2,000億ドルに達すると予想している。
今後10年間のリージョナルジェット機の需要は2,895機、120人乗りのジェット機は現在の4,895機から2029年には7,780機まで増加すると見込んでいる。
今後20年間のリージョナルジェット機の販売は年間平均4.9%の増加を予想、2029年には有償旅客キロ(RPK)は現在の2.7倍に相当する12兆RPK以上に達すると見込まれている。
中国の航空機需要は年間平均7.3%増加が見込まれて世界で最も伸びると予想、ラテンアメリカ、アジア-太平洋やロシアはそれぞれ6.0%増加、2029年にはアジア-太平洋地域並びに中国路線が世界全体の1/3を占めると予想されている。
アフリカは年間平均5%、北米並びにヨーロッパは3.5%増加に留まり、現在の路線占有率57%から2029年には44%まで減少すると予想されている。
エンブラエルでは50人乗りのERJ-145型ジェット機の需要はロシア、ウクライナ、メキシコ、アフリカや南米で、今後20年間に亘って需要があると見込んでいる。(2010年7月20日付けヴァロール紙)