Gol社, Latam社, MAP社並びにVoePass社で構成されるブラジル航空会社協会(Abear)の発表によると、2020年5月のブラジルの国内航空マーケット需要は前年同月比マイナス90.97%、国内便数はマイナス89.58%を記録している。
今年5月国内便の平均搭乗率は10.92%減少の70.80%で統計を取り始めた2000年以降では2番目に低い搭乗率を記録。5月の国内便の搭乗客数は92.44%減少の53万8,900人に留まっている。
ブラジル航空会社による5月の国際便は前年同月比マイナス96.85%、国際便数はマイナス96.85%、平均搭乗率はマイナス23.37%の62.58%、5月の国際便の搭乗客数は97.5%減少の1万6,900人に留まっている。今年5月の貨物の国内便マーケット並びに国際便マーケットは前年同月比マイナス52.41%を記録している。
今年初め5か月間の搭乗客数はマイナス38.79%、便数はマイナス37.11%、平均搭乗率は2.19%減少の80.09%、今年初め5か月間の搭乗客数はマイナス40.76%の2,280万人を記録している。
今年初め国際便は前年同期比マイナス47.97%、国際便数もマイナス45.0%、平均搭乗率は4.48%減少の78.62%、国際便の搭乗客総数は前年同期比マイナス47.90%の206万人に留まっている。
今年5月のAzul航空の国内マーケットシェアは前年同月比18.27%と大幅増加の43.77%に上昇した一方で、搭乗客数はマイナス85.9%を記録している。また今年5月のGOL航空の国内マーケットの搭乗客は前年同月比マイナス92.74%、国内マーケットシェアは前年同月比マイナス7.57%の31.01%となっている。
前期同様にLatam航空の国内マーケットの搭乗客は前年同月比マイナス93.59%、マーケットシェアは前年同月比10.31%減少の25.22%に落としている。今月16日アズール航空とラタンブラジル航空は、初めに50ルートの国内便の共同運航並びにロイヤルティ・プログラムで調印している。