サンパウロ経由でリオとカンピーナスを結ぶ高速鉄道建設は、2014年にブラジルで行なわれるワールドカップ開催に合わせるために入札が急がれているが、投資総額は150億ドルに達する見込みとなっている。
サンパウロ州内の利用客は1日当たり6万人で年間2,100万人が見込まれており、リオ州内の利用客は年間1,000万人が見込まれているが、コンゴニアス空港とサントス・ヅモン空港の地の利が良いために、ロンドン-パリ間よりは航空機利用客の減少は見込まれていない。
高速鉄道建設の投資の75%は鉄道建設費であり、残りの25%は鉄道車両、輸送システム向け投資と見込まれているが、年金ファンドや社会経済開発銀行(BNDES)の投資が見込まれている。
入札公示は8月が見込まれているが、ブラジルでの高速鉄道入札は初めてであるために、入札希望コンセッションは入札条件の分析期間を連邦政府に4ヶ月から 6ヶ月要求すると見込まれているために、入札が2010年にずれ込む可能性があるために、2014年の開通が心配されている。{2009年5月12日付けヴァロール紙}