アズール航空やゴル航空は、今月から受託手荷物なしの割安航空券の発売開始を予定しているにも関わらず、手荷物に関する規定が明確でないために混乱をきたす可能性が予想されている。
民間航空庁(Anac)では、今年3月14日から重量が10キログラムまでの手荷物を機内に持ち込めることができるようになったが、受託手荷物に関してはどの航空会社も無料で対応していた。
しかし6月1日からアズール航空は、手荷物が1個しかない搭乗客に対して30レアル割引の航空券販売開始を予定、ゴル航空は今月20日からアズール航空と同じ条件の航空券販売開始を予定している。
LATAM航空は、国内便の搭乗客に対して今月末までに重量が23キログラムまでの初めの手荷物に対して30レアルを徴収、重量が23キログラムまでの2個目の手荷物に対して80レアル徴収を予定している。しかし南米路線では初めの手荷物は無料であるが、2個目の手荷物は90ドルの徴収を予定している。
アズール航空では、南米路線では初めの手荷物は無料であるが、2個目の手荷物は50ドル徴収を予定、ゴル航空の南米路線では、最も安い航空券購入者の手荷物に対して10ドルを徴収する。
AVIANCA航空では、今月の手荷物に関する国内便の規定変更はないが、受託手荷物のない搭乗客で、最も安い航空券購入者に対して手荷物が有料になる可能性はあるが、南米路線の手荷物に関する規定の発表は未だに行われていない。(2017年6月1日付けヴァロール紙)