ブラジル国内の航空会社の利用者総数は昨年7月から減少を続けており、今年5月の売上は、前年同月比僅かに1.08%増加にとどまっているとTAM航空並びに Gol 航空、Azul 航空、Avianca航空で構成されるブラジル国内航空会社協会(Abear)は発表している。
各航空会社は搭乗客確保のために最大20%のエアーチケットの大型割引キャンペーンを実施しているにも関わらず、ビジネスセクターの利用者総数は国内経済の停滞で40%減少となっている。
今年5か月間の利用者総数は搭乗能力の1.53%増加にも関わらず、前年同期比4.17%増加にとどまったが、2014年同期の利用者総数は5.4%増加していた。
5月のGol 航空の国内便の利用者総数のマーケットシェアはTAM航空を抜いてトップを確保、しかし今年5か月間のGol 航空のシェアは36.73%とTAM航空の37.03%には届いていない。
5月のGol 航空は航空機路線の拡大でマーケットシェアは前年同月の35.71%から36.87%に上昇、一方TAM航空のマーケットシェアは前年同月の38.39%から36.46%に減少している。(2015年6月26日付けヴァロール紙)