世界金融危機の影響を受けてコスト削減のために海外出張を禁止する企業もあり、第1四半期の国際便の搭乗客は30%減少すると見込まれている。
また金融危機の影響でドル高の為替も搭乗客の減少に拍車をかけているが、GOL航空ではパック旅行の20%値下げ、TAM航空では米国向け航空券の25%の値下げで搭乗客減少の歯止めを期待している。
TAM航空はマイアミ行きのパック旅行として航空券とホテル3泊を630ドル、オーランド行きでは675ドルのパック旅行を販売開始した。
世界最大のデルタ航空の昨年8月までの米国-ブラジル路線の搭乗客は50%の勢いで増加していたが、金融危機後はシナリオが一遍して減少しているが、将来のマーケットシェア確保に5月からサンパウロ-ロス路線を運行する。(2009年3月27日)