民営化される空港コンセッションに49%の資本参加を行うブラジル空港インフラ業務公社(Infraero)は、国立民間航空基金(Fnac)から年間22億レアルを受取り、リージョナル空港270カ所の近代化や拡張工事などに投資をする
今年2月に入札にかけられたグアルーリョス空港並びにヴィラコッポス空港、ブラジリア空港の民営化コンセッションで落札された資金をリージョナル空港建設に投資を予定しており、Infraero公社は今年8月から民営化された3空港向けに、年間11億レアルの投資を行う。
2011年のInfraero公社はブラジル国内の95%の空港をコントロールしていたが、ミナス州のコンフィンス空港並びにリオ州のガレアン空港の民営化コンセッションの入札後は51%まで減少する。
リオ州のガレアン空港の民営化コンセッションの入札は、騒音問題がないために24時間の空港運営が可能であり、また貨物ターミナルの拡張が容易で、更に第3滑走路の建設が可能なために、国内外の大手空港管理会社が入札に参加すると予想されている。
連邦政府は、270カ所のリージョナル空港の投資に74億レアルを見積もっており、主要な空港の民営化による資金調達で、リージョナル空港の拡張やターミナルの建設を見込んでいる。
Infraero公社は、今後数カ月間に国庫庁から17億レアルを調達、今年の投資総額は28億レアル、また2016年もしくは017年には新規株式上場(IPO)を予定している。(2013年4月15日付けエスタード紙)