昨年末に発表されたリージョナル空港整備並びにリ-ジョナル路線運航に対する助成金は10億レアルに達すると見込まれており、270カ所のリージョナル空港整備には73億レアルの投資が予想されている。
大統領府民間航空局(SAC)は、リージョナル空港整備パッケージの民間コンセッションの規制などを検討中であり、リージョナル路線を運航している4社以外にもこのコンセッション入札に参入する企業が多数あると予想されている。
現在、リージョナル路線を運航しているのは、南大河州に本社があるBrava社、 サンパウロ州のPassaredo社、ゴイアス州の Sete社並びにアマゾナス州の MAP社となっている。
2010年から2012年末までにリージョナル路線を運航していた10航空会社は、コスト上昇で収益が圧迫されていたために運航を中止、しかし連邦政府によるリージョナル空港整備パッケージの発表で再運行すると予想されており、またAzul/Trip航空はすでにリージョナル路線を運航している。
バイア州のAbaete航空は、毎月10万レアルの赤字を計上していたために、2012年にリージョナル路線の運航から撤廃したにも関わらず、リージョナル空港整備パッケージの発表で再度参入する。
パラナ州のSol航空は2011年に撤退したにも関わらず、リージョナル空港の整備は助成金よりも魅力があるために再度、参入する可能性があるとコメント、ゴイアス州の Sete社は北部並びに中西部の18リージョナル路線で運行、月間7,500人に利用客を擁しているが、リージョナル路線の拡大を検討している。
Sete社はサンパウロとゴイアス州並びにミナス州の南部を結ぶリージョナル路線の運航のために、サンパウロ市のコンゴニアス空港のスロットの再分配を連邦政府に要請している。(2013年3月22日付けエスタード紙)