サンパウロ州電力エネルギー配給会社Eletropaulo社の73.4%の株式を55億5,000万レアルで取得したイタリア資本Enel社は、2021年までに総額9億ドルの投資を発表している。
Enel社は2019年~2021年の3年間に年間平均3億ドルを投資するが、過去3年間のEletropaulo社の年間平均投資額を35%上回る投資計画を発表して、電力エネルギー消費者にサービス改善を約束している。
Enel社は、Eletropaulo社買収競争では1株当たり45.22レアルを提示、買収合戦に参加していたスペイン資本Iberdrolaグループ傘下のNeoenergia社は、1株当たり39.53レアルを提示していた。
Eletropaulo社買収競争でEnel社が支払った1株当たり45.22レアルの買収価格は、Eletropaulo社の現在の株価の2倍に相当する金融市場関係者は指摘している一方で、EnelBrasil社のCarlo Zorzoli社長は、買収価格は適正価格で協調している。(2018年6月6日付けエスタード紙)