今年上半期の輸入ナフサの参考価格である1トン当たりのARAナフサ価格は、石油の国際コモディティ価格上昇に伴って31%上昇の417ドルを記録しているとMaxiQuim社は発表している。
昨年12月の1トン当たりのナフサ価格387ドルと比較すると6月末のナフサ価格は7.8%上昇に留まっているが、2月のナフサ価格は293ドルまで下落していた経緯があった。
今年1月のロンドン石油先物市場では、1バレルあたりの北海ブレント原油は32.53ドルに留まっていたが、6月平均は55%上昇の50.39ドルまで上昇した影響でナフサ価格を押し上げている。
ブラスケン社では、メキシコの石油コンビナートで天然ガスを原料としないエタン原料で樹脂生産を開始、昨年末の1トン当たりのMont Belvieu スポット価格は111.30ドル、現在の価格は28%上昇の142.84ドルを記録している。(2016年7月13日付けヴァロール紙)