先週、中国資本State Grid社は、ゼネコン大手カマルゴ・コレア社が擁していたCPFL Energia社の23%に相当する株を58億5,000万レアルで取得して、企業経営に参加すると発表している。
またState Grid社はCPFL Energia社の経営に参加しているその他の投資ファンドのBonaire Participações並びに Previファンド、 Petrosファンド、 Fundação Cespファンド、 Sistel ファンド、Sabesprevファンドの株虫から持株を購入して、筆頭株主になる可能性が指摘されている。
State Grid社はCPFL Energia社の持ち株購入のために21.6%のプレミアムに相当する1株25レアルを株主に提示、また他の株主も同じ条件で同じ買い手に売却する権利を有する契約のタグアロングを明確にしている。
State Grid社のブラジル進出は2010年に10億ドルを投資してCemig社に資本参加、またブラジル国内で最大の風力発電事業を行うRenova Energia社傘下のLight社に資本参加している。
State Grid社は、ヨーロッパで会社更生法を申請しているスペイン資本Abengoa社の資産買収を計画しているが、Abengoa社はパラー州のベロ・モンテ水力発電所から2,000キロメートル以上ある南東部地域に電力エネルギーを送電するコンセッションを請負ったにも関わらず、資金不足のために建設中止を余儀なくさた経緯があった。(2016年7月7日付けエスタード紙)